Oube_s話別レビュー(第拾六話〜第弐拾話)
第拾六話「死に至る病、そして」-Splitting of the Beast-
   ある朝、シンジとミサトが朝食をとっていると、「あっつぅぅぅぅいっっ!!」と言うアスカの叫び声が響き渡った。と同時にアスカが飛び込んできて、湯船の温度が熱過ぎると言った。すかさず「ごめん」と言うシンジに、「条件反射で謝っているんじゃないのか」と突き詰める。更に謝るシンジに、「内罰的過ぎるのよ、根本的に!」と言いつのる。そして、その日のハーモニクステスト。シンジがダントツでトップ。その結果に怒りを隠せないアスカ。また、逆に、その結果に、シンジは増長とも言える自身を与えていた。
 翌日、いきなり直上に使徒が出現。作戦を伝えるミサトに、アスカが昨日のあてつけにシンジを向かわせることを提案。昨日の結果に増長したシンジはこれを承諾。お手本を見せてやる、と言う。苛ついたシンジは、不用意に使徒の攻撃を仕掛けてしまう。その時、使徒レリエルの姿が掻き消えた。同時に、初号機の下に差す巨大な影。そして、初号機の機体が周りの建物ごと影の中に沈み始めた。パニックを起こすシンジ。アスカとレイの援護も間に合わず、初号機はシンジを乗せたまま影に中に消えていった。そんなシンジをバカにするアスカ。一方、シンジは独り孤独の中にいた。その頃、リツコ達により、使徒の解析が終了。なんと正体は空中の球体ではなく、地面の影だと言うのだ。幅680m、厚さ3nmの極薄の空間を内向きのA.T.フィールドで支えており、内部はディラックの海と呼ばれる虚数空間。別の宇宙に繋がっていると言う。そしてリツコは、エヴァ初号機の強制サルベージ計画を提案、実行する。また、シンジは、自分の中の自分と向き合っていた。やがて、シンジはエントリープラグ内で、母ユイの幻影を見た。そしてその頃、サルベージ計画が発動されようとしていた。その時、いきなり空中に浮いた球体が裂け始めた。それは、エネルギーが0のはずの初号機によるものだった。真っ赤な血飛沫を浴びながら地面に降り立った初号機の姿は、その場にいた全員に戦慄を与えたのだった。
 今回のお気に入りセリフ:「あのバカ!模試だけ満点取ったってしょうがないじゃない」(アスカ)

第拾七話「四人目の適格者」-FOURTH CHILDREN-
   ある日、ニューヨークネルフ第二支部で起きたS2機関の搭載実験中、四号機が第二支部ごと消滅した。その事故によって、参号機が日本に運ばれることになった。その日、いつものように綾波は学校を休んでいた。先生から、プリントを届けるように言われ、トウジは、シンジを連れてレイの家に向かった。その時、シンジは、何気なくレイの部屋を片付けた。帰ってきたレイにそのことを告げたとき、レイはありがとうと礼を言う。二人が帰った後、レイは一人ベッドの上で、さっき自然にシンジに礼を言ったことを考えていた。翌日の昼、トウジは校長室に呼ばれる。トウジが入った校長室には、リツコの姿があった。その頃、屋上では、新横須賀から帰ってきたケンスケから、エヴァ参号機のことと、四号機の事を聞いていた。その日の夕方、トウジはヒカリにお弁当を作ってもらう約束を交わしていた。更に、アスカは加持の部屋に遊びに言った時、第四適格者がトウジだということを知ってしまう。
 そして、エヴァ参号機を載せた輸送機がアメリカから飛び立った。
 今回のお気に入りセリフ:「優しいところ…」(ヒカリ)

第拾八話「命の選択を」-AMBIVALENCE-
   ミサトは起動実験のため松代へ出発した。その昼、とうとう参号機が松代の到着した。更にその夕方。ヒカリはアスカと帰っていた。ヒカリがトウジのことを好きだということをあっさり見抜いていた。翌日、朝から日米合同の起動実験準備が行われていた。そして、トウジが到着。早速起動実験が開始された。絶対境界線を突破しようとした時、エヴァの体内に高エネルギー反応が発生。そして、爆発が起こった。直ちに松代にエヴァ三体が向かった。そして、野辺山で撮影された映像には、使徒にのっとられて闊歩する参号機の姿があった。ゲンドウはエントリープラグの強制射出を命令。信号を送るも粘菌性の使徒の菌糸によって阻まれて、プラグは排出されなかった。そして、ゲンドウはエヴァ参号機を破棄し、目標を第拾三使徒と識別することを命令。パイロットの安全を考えるシンジに、アスカがトウジのことを告げようとする。しかし、その時アスカからの通信が途絶えた。バルディエルは更に零号機に接近。侵入を図り、左腕を侵す。そこでゲンドウはレイと神経が接続されているにもかかわらず、左腕切断を命令。零号機は中破。残っているのが初号機だけとなってしまう。向かってくる参号機に、ただ立ち尽くすだけの初号機。そのまま、参号機に締め上げられてしまう。それは、シンジの生命にまで及ぶ。ゲンドウはシンジに、なぜ戦わないのかと問いただす。そして、戦わなければお前が死ぬと言うのに対し、シンジは人殺しになるよりは死んだ方がましと言う。その言葉を聞いたゲンドウは、シンジと初号機とのシンクロを全面カットし、全神経をダミーシステムに直結させろと命令。再び動き出した初号機は、参号機に容赦ない攻撃を加えていく。そりゃもう、殴るわ、引っぺがすわ、引きちぎるわ。その凄惨な光景に、凍り付いている発令所に、シンジの絶叫が響き渡った。必死に初号機を止めようとするシンジ。その目に、参号機のエントリープラグが握り潰される光景が映った。
 そして、その後の救助作業で、ミサトたちは救助された。ミサトは、そこで加持から参号機は使徒として初号機に処理されたと聞いた。そして、シンジの乗るエントリープラグにミサトから通信が入った。ミサトの声が響く中、シンジが見たものは、担ぎ出される重態のトウジの姿だった。
 今回のお気に入りセリフ:「目標って…エヴァじゃないか!」(シンジ)

第拾九話「男の戰い」-INTROJECTION-
   シンジは初号機で司令室に歯向かっていた。日向たちの言葉にも耳を貸さず、完全に逆上している。しかし、ゲンドウはまったく動じずLCL濃度を最大にまで上げ、シンジの気を失わせてしまった。トウジは病院のベッドの上にいた。ヒカリが訊ねてきた時、トウジの左足が失われていることがシーツの形から分かる。その頃、シンジは厳重に両腕をロックされてゲンドウの前にいた。そして、エヴァに乗ることを拒絶し、ネルフを出て行く。シンジが部屋で漫然と時を過ごしていると、ケンスケから電話がかかってきた。しかし、その電話は盗聴されているとして切られてしまった。おそらく盗聴器を仕掛けたのは加持だろう。この前泊まった時に仕掛けたのだろう。見送りのミサトと別れホームで列車を待っている時、拾四番目の使徒ゼルエルが襲来。たった一撃のゼルエルの攻撃で、22枚ある特殊装甲板の内18枚が吹き飛んでしまう。本部の直衛に回る弐号機。レイも初号機で出撃しようとするも、初号機に拒絶されてしまう。直衛に回った弐号機も、攻撃むなしく撃破。首まで切断されてしまう。その首がシンジの非難したシェルターに飛んでくる。逃げ惑う人々。外に出た時、シンジは加持に出会う。その時、レイがN2爆雷を持って特攻を仕掛ける。が、それもダメージを与えることはなく零号機は倒れる。スイカを育てている加持に自分はここで水を撒く事しか出来ないが君には君に しか出来ないことがある、という。その言葉に弾かれたように駆け出すシンジ。
 ダミープラグへの接続を拒絶し続ける初号機。それでもゲンドウが最初からやり直そうとしたとした時、初号機のケイジ内にシンジの声が響き渡った。なぜここにいると言うゲンドウに、シンジは僕はエヴァ初号機のパイロット、碇シンジですと言った。
 そして、とうとうゼルエルが発令所にまで侵入してきた。使徒の前にさらされるミサトたち。まさにゼルエルの目から光線が放たれようとした時、壁を突き破って初号機が躍り出てきた。シンジは右腕が吹き飛ばされるのも顧みず、ゼルエルを伍番ゲージに載せると地上まで運び出す。このとき、エヴァの体液に半身を染めながら初号機を見守るゲンドウは父親大爆発と言った感じ。でも、物語の終わりにはすでに元に戻っているのはシャワーでも浴びたのか?地上に出たシンジは、闇雲にゼルエルを打ち据える。しかし、その時初号機の内部電源が切れた。一気に沈黙してしまう初号機。逆に攻勢に出るゼルエル。初号機の胸の装甲板を破壊し、中にあった初号機の核を両腕でつつく。シンジの乗ったエントリープラグにもヒビが入り始める。それでも必死に動けと叫び続けるシンジ。そして、その叫びが初号機に通じたかのように、初号機が再起動する。動き出した初号機は圧倒的な強さを見せた。いきなり使徒の片腕で右腕を修復。その後、目を細めながら四足でゼルエル近づくと、がっつくと言った感じで使徒を喰らい始めた。しかも、ありえない事に、この時のシンジと初号機とのシンクロ率は、400%を超えていた。いきなり使徒の片腕で右腕を修復。その後、目を細めながら四足でゼルエルに近づくと、がっつくと言った感じで使徒を喰らい始めた。あまりの光景に目を背けるマヤ。そして、叫ぶ初号機の装甲板が吹き飛んだ。その時リツコが拘束具が吹き飛んだ、と言った。拘束具?といぶかしむ日向に、あれは装甲板などではなくエヴァの力をコントロールできる程度までセーブするための拘束具だと言った。そして、使徒を喰らうことでS2機関を取り込む初号機。その光景を加持と冬月、そしてゲンドウは静かに見るのだった。
 今回のお気に入りセリフ:「僕は…エヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!」(シンジ)

第弐拾話「心のかたち 人のかたち」-WEAVING A STORY 2 : oral stage-
   初号機がS2機関を取り込んだことは、ゼーレのシナリオには無いものだった。ますますゲンドウに対し不審を抱いていくゼーレのメンバー。一方、ネルフでは本部の復旧に大忙しだった。大破した二体のエヴァの修復には時間がかかりそうだ。また、第壱発令所はもう使い物にはならない。よって、以後は第弐発令所をしよう。MAGIの移植も開始された。あの後、初号機は完全に凍結された。そして、中にいたシンジはエヴァ初号機に取り込まれていた。そこで、リツコはシンジのサルベージ計画を提案。シンジの体を再構成し、精神を定着させると言うものだった。しかしそれは、元々はシンジの母、碇ユイを救助するためのものだった。しかし、その時は失敗。そして、漂っているシンジは、昔立ち会った実験を思い出していた。実験は開始したものの、送信した救助信号を拒絶。リツコは思わず帰りたくないの?と呟いてしまった。エヴァ側からプラグがエグジットされてしまい、それと同時にシンジを構成していた成分の溶け込んだLCLも流れ出してしまった。ミサトはシンジのプラグスーツを抱きしめて号泣する。しかし、その時ミサトの背後にシンジが現れた。
 その夜、ミサトは加持と会っていた。その時、八年ぶりのプレゼントだと言って、加持はミサトに一つのカプセルを渡した。
 今回のお気に入りセリフ:「人一人救えないで、何が科学よ!?」(ミサト)

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